当院のインプラント治療の特徴
歯科用CTを導入
当院では、精密なインプラント治療を実現するために歯科用CTを導入しております。従来のレントゲンは平面の画像を取得するものであるため、骨の密度までは把握できませんでした。歯科用CTは3次元の画像を撮影する検査機器で、インプラントの埋入位置や角度、深さなどを決めるために必要な情報を取得できます。
ノーベル・バイオケア社のインプラントを使用
世界的に有名で最初に開発されたインプラントを作成したインプラント会社です。
長年続いているインプラント会社のため、これから使われる患者さんも安心してご使用いただけます。
インプラント手術の際に正確に安全に手術を行うためにサポートしていくノーベルガイドというオペレーションシステムも使用しておりますのでより正確にインプラント治療を行えるメーカーを使用しています。
徹底した衛生管理
医療機関として当然ではありますが、当院では衛生管理を徹底しております。ヨーロッパの最高基準であるクラスBを満たした滅菌器で、複雑な形状の器具もすみずみまで滅菌します。
患者さまの将来の健康を見据えた治療
当院では、今の結果だけではなく、10年や20年が経過した後の患者さまの健康を見据えて、インプラント治療を行っております。例えば、顎の骨が不足している場合は人工骨で補うことでインプラント治療が可能になりますが、天然の骨と比べて頑丈ではないため、インプラントが長持ちしない可能性があります。
このような場合、メリットとデメリットを十分にご説明し、歯科医師の見解もお伝えしたうえで治療すべきかどうかを患者さまと一緒に考えております。
「噛み合わせ」を考慮した治療
インプラント治療の目的は歯の機能を取り戻して適切な噛み合わせを実現することです。歯を補うだけでは噛み合わせを回復できるとは限りません。当院では、健全な噛み合わせを取り戻すことを念頭に置いたインプラント治療を行っております。
インプラントの治療法
1回法(抜歯即時埋入法)
1回法は、抜歯したその日にインプラントを埋入する術式です。インプラントを埋入するために必要な量の骨があり、歯周病にかかっていないなどの条件があります。1回の外科手術で済むため、患者さまの負担を軽減できます。また、歯が入っていない期間がないため、審美メンにもメリットがあります。
ただし、顎の骨が痩せていたり歯茎が破壊されていたりすると、インプラント治療後の細菌感染のリスクが高まるため、適用可能かどうか慎重な見極めが必要です。
2回法
2回法は、抜歯後に傷口を縫合し、ある程度回復してから再び切開してインプラントを埋入する術式です。傷口の治癒には3~8ヶ月ほどかかります。治療の適応範囲が広い、また土台が治ってから施術するため、インプラントを利用的な位置に埋入しやすいというメリットがあります。
デメリットは、治癒期間があるために治療期間が長くなることです。また、外科手術を2回行うため、患者さまの負担も大きくなります。
全顎インプラント治療(オールオン4)
オールオン4は、全ての歯を失っていたり残った歯が少なかったりする場合に検討します。4~6本のインプラントで全ての歯を支えるため、費用や治療期間、身体への負担を抑えることができます。
メガジェンインプラントシステム
メガジェンインプラントシステムは、抜歯即時埋入に最適なインプラントシステムです。インプラントと骨が早く結合する、独自のデザインにより初期固定しやすい、より強固に固定できるなどの特徴があるため、抜歯即時埋入に対応しています。世界70ヶ国以上で採用されており、豊富な治療実績があります。
抜歯即時埋入は、歯を抜くのと同時にインプラントを埋入することで、その日のうちに新たな歯を手に入れる術式です。
骨再生・骨造成治療の種類
顎の骨が不足している場合は、骨の再生を促したり骨を増やしたりする施術を行うことで、骨が不足していてもインプラント治療が可能になります。当院で採用している骨再生・骨造成治療は次のとおりです。
GBR法(骨誘導再生療法)
GBR法は、歯を支える歯槽骨や顎の骨が不足している場合に行う骨の再生を促す治療法です。骨の吸収が大きく進行している場合に、骨補填剤や自家骨を移植して骨の再生を促します。
サイナスリフト
サイナスリフトは、上顎にある上顎洞と呼ばれる空洞に対して側面からアプローチして、広範囲の骨を増やす治療法です。
ソケットリフト
ソケットリフトは、上顎洞に対して真下からアプローチして、傷口の範囲を抑えて骨を造成する治療法です。サイナスリフトと比べて増やせる骨の量が少ないため、それほど骨吸収が進んでいない場合に適しています。
ソケットプリザベーション(歯槽骨温存処置)
ソケットプリザベーションは、抜歯したところに骨補填剤を入れて、歯槽骨を温存する処置です。歯を抜いたところを放置すると、顎の骨が痩せていきます。そうなれば、インプラントを埋入できなくなるため、このような処置で歯槽骨を温存する必要があります。