矯正治療に年齢制限はないため、いつでも始めることができます。一方、子どもの場合は顎が成長段階にあることや歯の生え替わりの都合などにより、開始するタイミングはさまざまです。

近年は、40代や50代から矯正治療を始める方も少なくありません。単に見た目を整えるだけではなく、よく噛めるようになったり歯周組織の再生を促したりといったメリットがあるため、何歳で受けても恩恵を得られます。

また、前歯1～2本から矯正する部分矯正は、前歯にのみ装置を取り付けるため、歯を動かすときの痛みや治療期間、治療費などを抑えられます。今から大がかりな矯正をする気になれないものの前歯の傾きやすきっ歯が気になるという方におすすめです。

部分矯正が適用できるかどうかは、初診の際にお伝えいたします。

ワイヤー矯正は、歯にブラケットを取り付けてワイヤーを通し、ワイヤーの張力で歯を動かす矯正治療です。ほぼ全ての症例に適応できるうえに、治療費が比較的低額であることがメリットです。一方、口を開けたときに装置が目立つため、見た目が気になることを理由に敬遠する方も少なくありません。歯の裏側に装着して目立たないようにすることも可能ですが、歯の表側に装着する方が細かな微調整ができます。

マウスピース矯正は、オーダーメイドのマウスピースを装着し、1～2週間ごとに交換することで歯を少しずつ動かす矯正治療です。歯磨きや食事の際に取り外せるため、これまでどおりに生活していただけます。また、歯にかける力が弱いため、歯が動くときの痛みが少ない点もメリットです。

マウスピース矯正を適応できないケースもあるため、まずはご相談ください。