痛みの少ない治療とできるだけ削らない・抜かない治療
表面麻酔
治療時に痛みを感じさせない為に行う麻酔は、歯茎に注射をします。歯茎に注射針が刺さる際に痛みが出るため、歯科治療を全くの無痛で行うことはできません。そこで当院では、歯茎に麻酔液を塗ることで、麻酔注射の針が刺さるときの痛みを出来るだけ軽減しております。
電動麻酔注射器
電動麻酔注射器は、麻酔注射の際に麻酔液を一定の圧力で注入できる注射器です。麻酔液の圧力にムラがあると、注入時に痛みが生じます。電動麻酔注射器を使用すれば、注入圧力をコンピューター制御できるため、歯科医師の技術に左右されることなく痛みが少ない麻酔注射が可能になります。
欠損にならないための再生療法に対応
再生療法とは、失った組織を再生する治療法のことです。歯茎や歯根膜、歯槽骨といった歯の周りの組織の再生を促します。また、一度抜いた歯を治療してから元に戻す「再植」、歯が不足しているところに歯を取り付ける「移植」も再生療法に含まれます。どちらも歯根膜を含む歯周組織の再生能力を利用して、歯と骨を生着させる方法です。
歯周組織を再生できれば歯をしっかりと支えられるようになるため、歯を失うリスクを軽減できます。例えば、歯の根の先が大きなダメージを受けていても、歯の再植であれば歯と根の両方を温存できる可能性があります。
全ての患者さまに適用できるわけではありませんが、入れ歯やブリッジ、インプラントなどの人工物を使わずに口腔機能を取り戻せる可能性があるため、そのメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
歯周病認定医による緻密な治療
「日本歯科審美学会認定医「「日本歯周病学会認定医」「日本顎咬合学会認定医」の資格を保持する院長が治療を行います。
当院の院長は「日本歯科審美学会認定医「「日本歯周病学会認定医」「日本顎咬合学会認定医」の資格を有する歯科医師です。特に歯周病は日本人の成人80%近くが感染していると言われている歯科感染症です。歯周病は歯槽骨が溶けて歯を失ってしまうだけでなく、糖尿病や心筋梗塞、早産など様々な全身のリスクを引き起こす可能性が高いと言われています。その為、歯周病の治療・予防が非常に重要となっています。当院は歯周病のスペシャリストとして、抜歯の必要性の正確な診断・判断や歯周病によって失われてしまった骨の回復の再生療法などの高度外科処置まで対応ができます。
歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)による精密治療でできる限り歯を残す治療
当院では、マイクロスコープで患部を数倍~20倍に拡大したうえで治療を行っております。むし歯治療では、むし歯の部分を削って詰め物や被せ物を入れますが、削る量が多くなればなるほどに歯の寿命が縮まります。
だからといって削る量を抑えすぎると、むし歯の部分が残ってしまい、早期に再発してしまうのです。肉眼では、むし歯の部分と健康な歯質の色の差をはっきりと確認することは難しいでしょう。
そこでマイクロスコープで視野を拡大すれば、削る量を最小限に留めることができます。
拡大視野下のもと治療を行うため、保険・自費問わずできるだけ歯科用顕微鏡であるマイクロスコープを使用して治療を行っています。肉眼では見えなかったものを見ることで小さなむし歯の発見や歯の削る量を少なくできたり、神経を抜かないで治療の選択肢が増えたりするなどより精密な治療を可能としています。
また、マイクロスコープで歯を削る量を最小限に留めたとしても、歯の寿命はどうしても短くなります。そのため、むし歯や歯周病を早期発見し、歯を削る量や歯周組織のダメージを抑えなければなりません。
当院では、トラブルが起きる前に歯科医院に通うことで歯を守る「予防歯科」に力を入れております。予防歯科とマイクロスコープの2本柱により、むし歯・歯周病にならない、なったとしても早期発見・早期治療ができる環境を整えておりますので、歯の健康を生涯にわたり守りたい方は当院までお気軽にご相談ください。
徹底した衛生管理による感染予防対策の実施
医療機関として衛生管理を徹底することは当然ですが、歯科医院によって衛生管理の方法が異なります。当院では、効率的かつ効果的な衛生管理の方法として、ヨーロッパの最高水準をクリアした滅菌器「オートクレーブクラスB」を導入しております。
また、医療用ジェットウォッシャーによる器具の徹底洗浄、滅菌フィルターを通した水の使用など、治療時に発生する微細粒子の飛散を防ぐ「口腔外バキューム」なども導入しており、快適かつ安全な空間で治療を受けていただけます。
高圧蒸気滅菌器
高圧蒸気滅菌器は、真空ポンプによるプレバキューム方式と加圧脱気方式を組み合わせることで、複雑な形状の器具の細部に付着した微生物も徹底的に死滅させます。治療に使用した器具は高圧蒸気滅菌器で滅菌してから再利用しております。
口腔外バキューム
口腔外バキュームは、歯を削ったときに出る削りカスや血液、細菌やウイルスなどが空気中に飛散することを防ぐために、これらを素早く吸引する機器です。クリーンな診療空間を維持することで、院内感染のリスクを軽減します。